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KDDI総合研究所FTPサーバ FAQ
2025年5月16日 金曜日 12:30JST
FTPサーバ全般、環境
- この文書はなんですか
- これは、KDDI総合研究所FTPサーバのFAQ (よくある質問とその答え) です。
- KDDI総合研究所について教えて下さい
- 株式会社KDDI総合研究所はKDDI株式会社の子会社で、情報および通信を中心とした政策、
市場などの調査研究、並びに当該分野に関する研究開発を行っています。
詳しくは http://www.kddi-research.jp/をご覧ください。
- 本FTPサーバの運用は、KDDI研究所ではなかったですか
- 株式会社KDDI研究所は、株式会社KDDI総研と2016年10月1日に合併し、株式会社KDDI総合研究所となりました。
- FTPサーバの環境を教えて下さい
- 現在のサーバは2015年1月17日から稼働しています。
サーバマシンはIntel Xeon X5690 CPU, 96GB Memoryを有しており、OSにはLinux(CentOS)を使っています。
アーカイブ保存には総計で51TBのRAIDディスクを使っています。
なお、FTPサーバを構築するための機材やインターネットへの接続環境はKDDI総合研究所自体が提供しています。
- srv2.ftp.ne.jp(=ftp-srv2.kddi-research.jp/ftp-srv2.kddilabs.jp)とは何ですか。
- 弊社FTPサーバを用いた実験を行うためのサーバです。
- ネットワーク負荷分散のため、一部HTTP(Web)トラヒックをftp.kddi-research.jpからsrv2.ftp.ne.jpにリダイレクトしています。
- ftp.kddi-research.jpとsrv2.ftp.ne.jpは同じコンテンツを持っています。
- このサーバはftp.kddilabs.jpと別のInternetへの接続経路
(KDDI Internet Gateway Service経由、
帯域1Gbps) を有しています。
- HTTP(Web)サービスのみを提供しており、IPv4アクセスのみが可能です。
- srv3.ftp.ne.jp/ftp-srv3.kddilabs.jpとは何ですか。また、現在の状況はどうなっていますか。
- srv3.ftp.ne.jpにおいて、hadoop分散ファイルシステム
の実験を行っていましたが、2011年3月11日で実験を終了しました。また、2015年1月のリプレースの際に、
サーバのテスト用で一時的に使われていました。
- どのように管理しているのですか。
- 研究所の有志が数名集まって、管理しています。
- なぜ、"ftp.ne.jp"なのですか。
- 何度か社名変更等でドメイン名が変わったのが懲りて :-)、
"ftp.ne.jp"と社名等が変わっても変わらないであろう(?)ドメイン名を使う事にしました。
- httpsに対応しないのですか。
- 2020年5月4日に対応しました。
アーカイブ関連
- あるサイトのアーカイブが欲しいんですが、お願いすればミラーしてくれますか。
- 公開すると喜ばれるものであれば、我々は大歓迎です。我々にメールを頂ければ、対応できると思います。
- FTPサーバ上にあるアーカイブをミラーしたいのですが、許可は必要ですか。
- 必要ありません。適宜ミラーいただければと思います。
- ミラーをするなら、FTP/HTTPミラー(mirror, wget, lftpなど)よりも、rsyncを使ってくれた方が嬉しいです。
- 公共に供されている (Private Mirrorは除きます) FTPサーバの管理者の方で、
rsyncアクセスがアクセス数制限で拒否されるようであれば、メールにてご相談ください。
- FTPサーバ上にあるアーカイブにリンクを作成したいのですが、許可は必要ですか。
- 必要ありません。
- ただし、ディレクトリ構成は時々変更されますので、ご注意ください。
- リンク作成の場合は、/.NNN (Nは数字) で始まるディレクトリでなく、/Linux等のアーカイブ名のディレクトリで作成してください。
/.NNNディレクトリの配下は運用上の都合で入れ替えが頻繁に発生します。
- ホスト名はsrv2.ftp.ne.jpでなく、ftp.kddi-research.jpとしていただいた方がよいかと思います。
- アーカイブ内容が更新されていないようなんですけど...
- 各アーカイブのマスターサイトと比較して、1~2週間程度更新されていないようであればメール
(アドレスは本ページ下部に記載されています)にてご連絡いただけると助かります。
- 検索エンジン等に掲載されているファイルがサーバ上に見当たらないのですけど...
- 本サーバでミラーしているアーカイブは基本的にはそれぞれのマスターとなるサーバと同期しています。従って、
検索エンジン等に掲載されていても、マスターサーバから消えると、本サーバ上のファイルも消去されます。
- rsyncでモジュール配下にアクセスできないディレクトリがある、もしくはモジュールがないのですが。
- 対処としてはrsync://ftp.kddilabs.jp/ftparea-all/をご利用ください。
{ftp|http}://ftp.kddilabs.jp/配下にアクセスできます。例えば、
rsync://ftp.kddilabs.jp/ftparea-all/Linux/packages/fedora/は、
rsync://ftp.kddilabs.jp/fedora/と同じですが、前者であればその配下のディレクトリにアクセスできます。
ただし、
ftparea-allの全てを対象として、rsyncでファイルを取得することは絶対にやめてください。
数十TBのアーカイブの全てのファイルを取得することになりますので、
必ず個別のディレクトリを指定して、ファイルを取得してください。
理由としては、アーカイブ容量の関係で、一部のアーカイブ(例:LinuxのDistribution等)で別のファイルシステムに分散してアーカイブを置いていためです。
セキュリティの関係上、rsyncではモジュール配下のディレクトリでアクセスできません。
FTPサーバへの接続、帯域関連
- 時々、接続が拒否されるんですけど...
- ごめんなさい。ネットワーク/コンピュータリソースが限られているので、
無制限にアクセスを許可する事はできません。
- 接続できないときはしばらくしてから接続してみてください。
- 一つのソースアドレスに対し、ftp/http共にいくつかのセッションのみを許可する設定に変更したので、
以前よりも接続しやすくなっていると思います。
- サーバ(ftpd/httpd)プロセス数、消費されている帯域の動きを見ると、
朝の3~8時にかけてアクセス数は少なめになるという傾向はあります。
- Proxyサーバ経由の方は、本サーバ側からはひとつのIPアドレスとして見えてしまうため、接続制限にひっかかる可能性があります。
大変申し訳ないのですが、技術的に対処しようがないため、ご理解をいただければ幸いです。
- 時々、接続できないんですけど...
- メンテナンス作業のために、突然停止することがあります。ご了承ください。
- 1年に1回、数日停止するんですけど...
- FTPサーバが設置されている研究所建物の電源法定点検の際に、金曜日の夜から月曜日の朝にかけて停止します。
研究所建物という関係で、データセンターのような高信頼の電源やネットワーク環境を有しておりません。
ご理解をいただければ幸いです。
- FTP/HTTPで同時にいくつかの接続しかできないんですけど...
- たくさんの方々に使っていただけるように、ひとつのIPアドレスに対し、
いくつかのセッションのみを許可しています。
- 同時に複数のコネクションを確立した場合、接続を拒否する場合があります。
- この状況はダウンロード速度を増加させると言われるソフトを利用した場合に発生しやすいです。
通常のFTP/HTTPダウンロードを行い、当サーバでの使用はしないようにお願いします。
- 接続を拒否している状況では、次のようになります。
- FTPではエラーメッセージが出力され、接続ができません。
- HTTP(Web)では、エラーコード503 (Service Unavailable)が返るか、
全くサーバに接続できなくなります。
- HTTP(Web)でftp.kddilabs.jp or ftp.kddi-research.jpにアクセスすると、srv2.ftp.ne.jpに転送されるんですけど...
- ネットワーク負荷を分散させるため、一部アーカイブについてはsrv2.ftp.ne.jpに自動的にリダイレクトされるように設定しています。
- どのプロバイダだと速くダウンロードできますか
- なかなか難しいですね。接続しているNSP/ISPを示しますので、そこから類推して下さい。
【ftp.kddilabs.jp】
- KDDI/DION
- WIDE
- SINET (via JPIX)
- OCN
【srv2.ftp.ne.jp】
- KDDI Internet Gateway Service
なお、JPIX経由でのピアリングをしていただける組織の方がいらっしゃいましたら、メール
(メールアドレスは本ページ下部にあります) にてご連絡いただければ幸いです。
- ダウンロードに時間がかかるので、DVD/CD-Rにコピーして私に送ってくれませんか
- ;-( ボランティア活動といっても、我々もそこまでできません。光ファイバ、
ADSL、CATV等のブロードバンドサービスに加入して頂ければ、高速にダウンロードできるようになると思います。
- IPv6でアクセスできますか
- ftp.kddi-resarch.jp / ftp.kddilabs.jpのftp, rsync, http(WWW)のプロトコルでIPv6が利用できます。(srv2.ftp.ne.jpについてはIPv4のみです)
IPv6を使うと優先的に接続されるわけではありません。積極的にIPv6を使うようにしてくれると我々も大変嬉しいです。
- IPv6で接続してみたいんですが、どうしたらよいですか
- 多くのインターネット接続業者がIPv6接続サービスを商用サービスの形で提供しています。
その他
- いつからKDDI総合研究所FTPサーバはやっているのですか?
- 正確な開始時期はよくわかっていませんが、2015年時点で20年は経過していると思います。
また、この内容については、後で変わるかもしれません。(現在、歴史を調査しています)
- 最初はKDDIの前身であるKDD(国際電信電話)の研究所時代にはじまりました。インターネットの黎明期からあり
(研究所はかなり早い段階でインターネットに接続していました)、ftp.kddlabs.co.jp
というホスト名で開始されたようです。
- 当初はFTPのみで、
海外への接続帯域が少ない状況でのトラヒック削減というのが主な目的でした。この目的自体は、今でも大きくは変わっておらず、
KDDI総合研究所FTPサーバでは、国内(最近はアジア圏も含まれています)のネットワーク的に近い場所で各種アーカイブを提供しています。
- その後、インターネットの普及が進み、KDD本社がドメインを取得し、ftp.lab.kdd.co.jpというホスト名となりました。
- 1994年から1995年ごろにHTTP(Web)でのサービスを開始したようです。
- このころは、CPU:Intel486DX2(FreeBSD)のサーバ(PC)で、SCSI2のRAID BOXを複数台接続して運用されていました。
- 1998年に、研究所が分社(KDD研究所)されて、ftp.kddlabs.co.jpというホスト名となりました。
- 2001年にKDDI研究所が設立され、ftp.kddilabs.jpというホスト名になりました。(co.jpは1組織1ドメインなので、
汎用jpドメインになっています) さらに、ドメインが変わるのに懲りて (^^;;)、
ftp.ne.jpというドメインを使い始めました。現状、ftp.kddilabs.jp=(www.)ftp.ne.jp=ftp.kddlabs.co.jpになっています。
- この辺のどこかで、2代目のサーバ(FreeBSD)に切り替わりました(Ultra320/160 SCSIのRAID BOXを使っていました)。
2代目の途中(2000年代前半)から、IPv6に対応しています。さらに、rsyncへの対応を行ったのもこの辺のはずです。
- 2007年夏頃、3代目のサーバに切り替わりました。(CPU:Intel Xeon 5160, Memory: 16GB, 28.4TB RAID HDD[5筐体], Linux(CentOS))
- 2015年1月17日、4代目のサーバに切り替わりました。(CPU:Intel Xeon X5690, Memory: 96GB, 51TB RAID HDD[複数筐体、
SAS Expander BOX利用], Linux(CentOS))
- 2016年10月1日からKDDI総合研究所のFTPサーバとして運用しています。
- 2020年5月4日にhttpsに対応しました。
- 2005年11月当初に何が発生したのですか?
- 物理的な障害でなく、いくつかのファイルシステムが論理的に壊れてしまい、
ファイルシステムの初期化及びアーカイブのRe-Sync作業が必要になりました。その際には大変なご迷惑をおかけしました。
- 2011年3月11日頃(東日本大震災の頃)に何が発生したのですか?
- 弊社建物及びFTPサーバ自体には直接の被害はなかったのですが、
2011年3月14日より弊社を含む地域で計画停電が実施されることになり(研究所なので電源やネットワーク環境はほぼ普通の建物と同じです)、
安定運用できないことから、電源状況が安定した2011年3月22日まで停止させていただいておりました。
また、この際には多数の励ましのメール等を頂戴しました。感謝いたします。
- 2014年11月19日頃に何が発生したのですか?
- FTPサーバ(3代目)のRAID装置5台のうち、2台のRAIDコントローラが壊れてしまいました。(1台が突然故障し、
再起動作業の際にもう1台が壊れてしまいました。) これにより、約30%のアーカイブが失われてしまいましたが、
古いアーカイブや取得できないものを除き、4代目サーバで復旧させています。
その際には、大変ご迷惑をおかけしました。
- 2016年10月12日夕方から13日夕方に何が発生したのですか?
- 外部要因により、バックボーンネットワークの回線切断が発生しました。(サーバは研究所建物に設置されており、研究所なのでネットワーク環境は通常の企業と同じところがあります。) 長期間のアクセス断となり、ご迷惑をおかけしました。
- なんでKDDI総合研究所でFTPサーバをやっているのですか?
- 我々にもよくわかっていませんが、長い歴史があり、
幸いにも今でも沢山の方に使っていただけているので、やらせていただけていると思っています。
これからも利用いただき、応援いただければ嬉しいです。
ちなみに、運営主体はKDDI子会社の「KDDI総合研究所の有志」となっております。
-
なぜKDDI総合研究所のFTPサーバを2025/6末で停止するのですか?
-
弊社FTPサーバを停止させていただくことになったのには、いくつかの理由があります。
- 会社的な方針: FTPサーバを運用することでのリスクやらリターンやらとかいう話。サーバリスク観点では、いろいろ対策はしていて、今までで問題になったことはないのですが、近年、ハッキングが苛烈になっている状況というのはあります。
- 有志による運用体制の維持が難しくなったこと
- インターネットにおける状況の変化によるFTPサーバの意義の低下: CDNといったコンテンツ配布方法の多様化、海外への帯域の強化
30年以上の長期にわたり、多数の方々にご利用をいただき、ありがとうございました。
また、FTPサーバの運用にあたり、いろいろご助力をいただいた方々に深く感謝申し上げます。
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